歓談夜話

あなたにとって、うまくいかない日があっても大丈夫です。下には下がいて、例えばそれは僕のことです。

届かなかった言葉 その2

 

以前、商業用に書いたものですが、ラインに合わないからと没になった歌詞達の供養を…

 

はぁ、一生懸命作っても、本当に簡単にナシになっちゃうヨナァ。

 

割りに合わないというか、時給いくらだとか一文字いくらだとか、あんまし、考えたくないけど、明日のご飯に困ると思うと、考えちゃいますよね。

 

修行修行アンド修行あるのみです。

 

めざせ、1行100万円……

 

『君と風船』

 

ありふれた想いを 風船にくくりつけた

ふわりと浮かんで  はじけるのと一緒に

全て忘れられたら いいのに

 

些細なことで 世界は変わること

教えてくれた 

大げさだと 笑われるかもしれないけど

いいの その声 その瞳

全てが 好きだから

 

君と風船 夢を見ているような

君と風船 どこへいってしまったの

ずっとここにある記憶 

飛んで行きたいのは きっと 私の方だね

 

ないものねだりを 勝手につづけてた

追いつけない 背中は 誰のもの?

全てを手に入れることなんて

出来ないのに

 

確かなことはいまここにいること

忘れないでいて 悲しみは

去らないかもしれないけれど

いいの その声 その瞳

全てが 包んでくれるなら

 

君と風船 迷子のような

君と風船 どこにもいないの

振り返れば 遥か 遠く 帰りたいのは

きっと私の方だね

 

思い通りにならない心の糸

握りしめた掌がもう痛くて

手離せばいいことを 知っているのに

 

君と風船 さよならしよう

君と風船 青空に映える赤と白

君と風船 夢を見ているような

君と風船 何処へでもいけるよ

 

ずっとここにある記憶と

歩いて行こう きっと もう大丈夫

 

君と風船

君とわたし

 

『film』

 

少し冷めたコーヒーを啜る その姿を

愛しいと気づいたのは

いつも通りの 日曜日

当たり前の 毎日なのに

新しい形の幸せを くれるよね

 

二人 思い出のフィルムが

色褪せていくことさえ

君と一緒なら 嬉しいの

今日は どこに出かけよう

そうやってまた 見慣れた横顔に

話しかけた わたし

 

積み重ねた 思い綴る その翼を

欲しいと 気付いたのは 

一体 いつのことだったっけ

当たり前に 頰には笑み

好きの形は  あげられているかな

 

二人 思い出のフィルムが

色褪せていくことさえ

君と一緒なら 構わない

今日は 行きたい 場所がある

それでもまた 君のほう向いて

話せないままの僕

 

喜びと 戸惑いも 自分のもの

分け合うよりも わかりあおう

「ずっと」という言葉より

ただそばにいてくれるなら

少しずつ 新しい 光に触れて

 

二人 思い出のフィルムが

色褪せていくことさえ

君と一緒なら 気がつかない

大切な この気持ち 輝いて

そうやってまた 笑い合おう 

もう一度 何度でも

 

二人 思いでのフィルムが

色褪せていくことさえ

君と一緒なら 嬉しいよ

今日から二人 いつまでも

それはまた 見つめ合うこと

消せない光 何度でも

 

 

他にもあったら追記します。

著作権ふりー。

南無阿弥陀